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2023/04/11 (更新日:2023/04/12)

初めましての自己紹介。

日記

初めまして、名古屋ささしまSorrir(ソリア)整骨院の阿部光輝(あべこうき)と申します。

今回縁あって、ここ豊成団地商店街の一角で整骨院を開業させて頂くことになりました。

 

本来は、ここで何かしら読まれた方に役に立つ情報を提供していこうと考えているのですが、今回は記念すべき最初のブログで、少し自己紹介をさせて頂ければと思います。

ただ、経歴はHPの治療者紹介にありますのでそれ以外のことを少し書かさせて頂きます。

 

実は私、一度開業してその店舗を閉めました。そしてこの業界を諦めて別の仕事に変わっているんですよ。

丁度40歳手前に、子供たちも小学校に上がり、これからどんどんお金がかかりだし、転職の可能性がどんどん少なくなる頃に一度この仕事を見限りました。

理由は、患者さんを治せない事でした。

その頃は保険治療のみでやる事といえば、電気・温療・ローラーベット・10分程のマッサージのみ。来院される患者さんの多くは治すというより、安く気持ち良くしてくれるという目的の方が多く、毎日毎日同じ事を繰り返すような日々でした。

売り上げは良かったんですよ、有難いことに保険治療ですから多くの方に来院して頂けて忙しい毎日を過ごしていたんですが、本来整骨院が健康保険を使えるのは、骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲の外傷時のみなんです。今整骨院にこのような症状の人は来ませんよね、ほとんどの方は整形外科に行きます。来られるのは肩こりや腰痛のような慢性痛の方ばかりです。

これ厚生労働局の監査が入ると罰せられます、その頃は整骨院が乱立し出した頃でしたので、毎月3〜5件ほどの整骨院に監査が入っていました。

その頃はまだ毎日来られるような方も多く、毎日来られるという事は治らないって事ですよね、どれだけ毎日頑張ってみても治せない。ならそのような方に対し毎日来てもらえればもらえるだけ保険での売り上げが上がりますので、世間話をし愛想を売ってなんとか気に入って貰い続けてもらう事が仕事でした。

その頃子供が大きくなり、少しは親の仕事も理解できるようになってきて、子供に「お父さんは何の仕事してるの?」と聞かれた時に胸を張って答えれるのか、いつ監査が入って罰せられるような仕事をやり続けていて良いのか。という思いが日に日に大きくなり年齢の事もあり一度この仕事を諦めました。

 

それから他の仕事をしていたのですが、縁があってこの業界に帰ってきました。

前に勤めていた整骨院に出会い、治せる治療家に成れるかもしれないと思ったからです。

その頃は上の息子が小学校高学年になり本格的にお金がかかりだす頃で、ここでまた転職すると給料が下がる事になります。何とか生活できていたのに、ましてや整骨院ですから最初の給料はその前に勤めていた会社と比べると大きく下がります。そこを家族に頭を下げもう一度挑戦する許可をもらえました。

だから必死でした。少しでも早く治せるようになり、来院された患者さんに喜んでもらい、結果を出せるようになって、給料を上げなければならなかったから。

最初は無理でした。教えられた事ですぐに結果が出れば誰でもゴットハンドと呼ばれるようになりますよね。でもその頃も一回の治療に¥6.600円を患者さんから頂いているわけです。その金額に見合った物を治療以外の部分で提供できないと、安心してもらったり喜んでもらえないんです、だから必死でした。

 

その内に結果が少しずつ出るようになり、ほんの少し自信と身体のことがわかるようになってくると、患者さんが笑ってくれるようになったんです

最初来院された時は今後どうなっていくのか不安で、今の状態が辛くて暗い顔をされていた患者さんが、治るかもしれないと思って頂けると笑顔になるんですよ。

嬉しいですよね、この仕事をしていて良かったと思う瞬間です。

特に私なぜか今まで子供さんに関わることが多くて、側弯症や起立性調節障害といった症状の小学生から高校生までの子供さんの治療に、多く関わらせて頂いてきました。

最初は親に連れてこられて何をされるかわからないし、この目の前のオッサン何者やねん。ぐらいの不信感の塊で何を聞いても頷くだけで答えてくれないような子供が、だんだん答えてくれるようになり、話しかけてくれるようになり、笑ってくれるようになるんですよね。

「学校に行けるようになりました。」「修学旅行に行けました。」「部活の大会で良い結果が出ました。」「高校に合格しました。」なんて笑顔で報告してもらえると最初を知っているだけに泣きそうになります。そこにまた親御さんの心配やご苦労を見てきているだけに嬉しさも倍増です。

五十を超えて涙腺が緩くなっているかもしれないです。

 

そうなんです。治るか治らないかは申し訳ありませんが、お身体を触らせて頂かないとわからないですし、なんでも治すことができるという自信もありません。

でも多少は治せたり、何かしら安心してもらえたり、喜んでもらえるようにはできるようになったのではないかと思います。

今回開業するにあたり、前の整骨院の担当させて頂いていた患者さんが、ここSorrirに何人も来院してくれています。刈谷・岡崎・豊明・桑名・多治見と通院の距離が遠くなったのに、本当に遠方から来院して頂き感謝の気持ちで一杯です。

この名古屋ささしまSorrir(ソリア)整骨院で、私を信頼して引き続き来院してくれる患者さんや、この地で新しく出会いご縁を持った患者さん全員に、全力で笑顔になってもらえるお手伝いをさせて頂ければと考えていますので、宜しくお願い申し上げます。

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