2025/12/29 (更新日:2025/12/03)
寝つきの悪さを引き起こす本当の原因
こんにちは。名古屋ささしまSorrir整骨院の阿部です。
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寝つきが悪いことの根本原因は、脳と身体が互いに安全ではないと誤認している状態にあります。
入眠困難は、寝不足のサインではなく、夜間の休息を妨げる身体の構造的な問題が深く潜んでいます。
この記事では、寝つきの悪さがなぜ起こるのかというメカニズム、そして夜間の休息を妨げる身体の構造的な要因について、施術者の視点からお伝えします。
脳の過覚醒が生む入眠の失敗
寝つきの悪さの根本は、夜間の休息モードへとスムーズに切り替わるための神経のスイッチが、脳の過剰な興奮状態によってロックされていることにあります。
脳の感覚情報の過負荷が入眠を阻害します。日中の仕事や情報の過多、また身体の緊張が持続することで、脳は常に感覚情報の過負荷にさらされています。
この過負荷が、脳を興奮状態から抜け出せない状態に固定化させます。結果として、脳が鎮静化せず、いつまでも寝付けない原因となります。
夜間の化学的切り替えの失敗が休息を遠ざけます。深い眠りに入るためには、ストレス時に分泌される特定のホルモンが減少し、休息に必要な化学物質が優位になる必要があります。しかし、身体の構造的な緊張が脳に持続的な警戒信号を送り続けるため、この化学的な切り替えが滞り、寝つきの悪さを引き起こします。
身体の歪みが神経のシャットダウンを妨害する
寝つきの悪さが構造的な問題によって固定化されるのは、首や胸部の歪みが、身体の休息システムを物理的に制限しているからです。
呼吸筋の硬直がリラックス信号を阻害します。背中の丸まりによる胸郭の硬直は、横隔膜をはじめとする呼吸筋の動きを制限し、呼吸を浅くします。深い呼吸は副交感神経(休息)の働きを強める効果がありますが、浅い呼吸しかできない状態では、身体が深いリラックス信号を脳へ送ることができず、いつまでも神経の緊張が解けません。
首の歪みが休息システムを妨害します。頭を支える首の骨が不良姿勢によって歪むと、その周りの組織が硬直します。特にこの部位は、休息モードを司る重要な神経の通り道と密接に関係しているため、この持続的な緊張が、神経の活動を妨害し、夜間の休息への移行を難しくします。
まとめ
寝つきの悪さ、すなわち入眠困難は、脳と身体が互いに安全ではないと誤認し続ける構造的な問題が原因であると結論づけられます。ご自身だけで心身の緊張と全身の歪みを同時に解消し、入眠に必要な神経のスイッチを正常化させるのは難しいものです。
私たちは、一時的な緩和ではなく、身体全体のバランスを丁寧に確認し、不調の根本的な原因にアプローチすることで、不調を繰り返さない身体づくりをお手伝いします。
自分の身体と向き合うあなたへ
身体の症状と向き合うことは、時に不安や戸惑いを感じることもあるかもしれません。でも、あなたの身体は日々頑張ってくれています。小さな変化を大切にしながら、無理なくできることを積み重ねていきましょう。
焦らず、自分のペースで大丈夫です。あなたの身体は、きっと少しずつ応えてくれますよ。いつでも、自分をいたわる気持ちを忘れずに。今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。













