2025/03/03 (更新日:2025/02/05)
起立性調節障害は何歳まで続く?年齢による変化と回復の可能性
こんにちは。名古屋ささしまSorrir整骨院の阿部です。
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あなたの症状が少しでも和らげられるよう心を尽くします。
「うちの子、このままずっと朝がつらいままなのかな…?」
「いつになったら普通に学校に行けるようになるんだろう…」
「成長すれば自然によくなるって聞くけど、本当にそうなの?」
お子さまが起立性調節障害を抱えていると、「いつまで続くのか分からない不安」に悩むこともありますよね。
今は「このまま変わらないのでは…」と感じるかもしれませんが、多くの方が年齢とともに少しずつ改善していくことが分かっています。
とはいえ、回復のスピードには個人差があり、「思ったより長引いてしまう」「大人になっても調子が安定しない」と感じる方もいます。
だからこそ、「いつ治る?」と不安になるよりも、「今できることは何か?」と考えてみることが大切なのかもしれません。
今回は、起立性調節障害が何歳ごろまで続くのか、年齢による変化や回復の可能性についてお話しします。
少しでも、親御さんやお子さまの気持ちが軽くなるきっかけになれば嬉しいです。
①起立性調節障害は何歳ごろまで続く?
起立性調節障害は小学生の高学年から中学生にかけて発症しやすいといわれています。
特に 思春期(12〜15歳ごろ)に多くみられるのが特徴です。
一般的には、成長にともなって自律神経の働きが安定し、高校生や大学生になるころには改善することが多いとされています。
しかし、個人差があり、「すぐによくなる人」もいれば、「大人になっても症状が続く人」もいます。
年齢ごとの変化の目安
🔹 10〜12歳(小学生高学年)
・症状が出はじめることが多い時期
・朝起きられない、立ちくらみ、倦怠感などの症状が出る
🔹 13〜15歳(中学生)
・最も症状が強く出やすい時期
・学校に通えない日が増えたり、日常生活に影響が出ることもある
🔹 16〜18歳(高校生)
・少しずつ回復に向かう人が増えてくる
・体調が安定する日が増え、行動範囲が広がる
🔹 19歳以上(大学生・社会人)
・大半の人が改善し、日常生活を問題なく送れるようになる
・ただし、生活習慣によっては大人になっても疲れやすさが続くことも
このように、思春期の終わりごろから少しずつ回復するケースが多いですが、必ずしも全員が同じタイミングでよくなるわけではありません。
なぜ成長とともに回復しやすくなるの?
起立性調節障害の主な原因は、自律神経のバランスが崩れることによるものです。
自律神経は成長とともに安定しやすくなるため、思春期を過ぎると自然に症状が落ち着いていくことが多いのです。
また、体の成長によって血流の調整がスムーズになり、血圧の変動が減ることも、回復につながるポイントです。
とはいえ、生活習慣や環境の影響も大きいため、「成長すれば必ず治る」とは限りません。
できるだけ早く回復するためには、普段の生活の中で自律神経を整えることが大切です。
大人になっても続くことはある?
大半の人は、成長とともに症状が落ち着いていきますが、大人になっても起立性調節障害の影響が残る人もいます。
特に、
・ストレスが多い生活をしている
・不規則な生活が続いている
・運動不足や睡眠不足が続いている
このような場合、大人になっても「疲れやすい」「朝が苦手」などの症状が続くことがあります。
しかし、生活習慣を整えながら少しずつ改善していくことは可能です。
特に、ストレス管理や自律神経を整えるケアを意識すると、回復しやすくなります。
おわりに
「いつまで続くんだろう…」
「この先、うちの子は大丈夫かな…」
起立性調節障害のお子さまを支える中で、そう思うこともありますよね。
不安になるのは、それだけお子さまのことを大切に思っているからこそ。
確かに、回復のペースには個人差があります。
でも、多くの方が成長とともに少しずつ良くなっていくこともまた事実です。
「今はできることが限られていても、決して止まっているわけではない」
「今日できることをひとつずつ積み重ねていけば、きっと未来は変わっていく」
そう信じながら、お子さまと一緒にゆっくり歩んでいけたらいいですね。
大切なのは、焦らず、その子のペースを大事にしてあげること。
お子さまが「大丈夫」と思えるように、そして親御さん自身も「大丈夫」と思えるように、
無理のない範囲で、できることから少しずつ取り組んでいきましょう。
親御さんも、決してひとりじゃありません。
心が疲れたときは、頼れる人に相談しながら、無理しすぎずに進んでいけるといいですね。
少しずつでも、前に進んでいけることを願っています。