2024/01/25 (更新日:2024/01/26)
先日、嬉しい報告がありました。
先日、嬉しい報告がありましたので、書かさせて頂きます。
当院に起立性調節障害で通院してくれている、中学3年性の男の子が推薦入試に見事合格しました。
来院時の状態
この子は、5月の末ぐらいから通院してくれるようになったのですが、この子は中学一年生の5月より、不眠・眩暈・ふらつき・頭痛・疲労感と多くの症状が発症し、学校に行けなくなり、起立性調節障害と診断されました。
朝は起きても動く事ができず、結局一年生の間は、ほとんど学校には行けず、2年性になってからも週に一回登校出来れば良い方だったとのことでした。
その状態で当院に来院してくれました。
1学期の間は。
最初に治療と並行して行った事は、生活習慣の改善でした。出来なくても、出来るだけ眠る時間と起きる時間。それと食事の時間を一定に決めて、生活習慣を安定することから始めました。
幸い、本人の学校に行けるようになりたいとの思いが強かった事もあり、伝えた事を頑張ってくれた事もあり、まずはだんだんと眠れるようになってきました。
それが出来るようになって来ると、起きても起きれなくても無理をしない程度で良いので、体を動かす時間を作ることを指導し、身体と心のバランスが取れるように、自律神経の切り替えを自分でできるようになるよう指導を行いました。
眠れるようになってくると、頭痛と眩暈がだんだんと軽減して来て、夏休みの間は比較的朝起きてこれるようになり、本人や親御さんが少し安心して貰えるような状態になってきました。
2学期になると。
二学期になると、最初は二時間目や三時間目から登校出来ていたのが、また症状が強くなり、日によっての変動が大きくなって来てしまい、本人も不安がっていました。
その状態で、本人の頑張りもあり、修学旅行に行けた時は、本当に嬉しく思いました。
それが自信になったのか、そこから日によって強く出ていた、ふらつきと疲労感が軽減して来て、学校に行ける日が増えて行き、休みの日にも友達と遊びに行ったり出来るようになり、活動量がどんどん増えて行きました。
それに比例して、症状が出る頻度や強さが軽減し、学校に行ける日にちも増え、始めて一週間学校に休まず登校出来た時は、本人と親御さんと三人で喜んだ事を覚えています。
ただ、受験が近づくにつれ、机に座り同じ姿勢で過ごす事が多くなって来たので、一時間に一回ほど立ち上がったり寝転んだりして、体を動かす事と、時々深呼吸を3回ほど行い、身体の緊張をとる事を指導しました。
この期間は、いざ受験の時期に、また症状が酷くなったらという不安を、ご本人さんや親御さんも強く持たれていたと思います。
いざ3学期、受験へ。
季節の変わり目は、自律神経が不安定になります。今年は寒暖差が特に激しく、気温や気圧・湿度の変化は自律神経の緊張を起こします。気候の変化に身体がついて行かず、対象がすぐれない方も多いのではないでしょうか。
そんな中幸い、冬休みの間も生活習慣を守ってくれたおかげで、朝も起きれて症状も日によって少し出る程度で、3学期の初めから朝から登校できる日が続き、ホッとしました。
その状態で受験になり、受験に行くことは大丈夫だと思ったのですが、合格するかどうかは別問題ですので、少しテレながらの合格の報告を聞いた時は、嬉しいと同時に身体の力が抜けたのを覚えています。
そして、3学期は今の所、休まず行けているので、皆勤賞を目指そうと約束しています。
こういう、患者さんが本当に喜んでくれるお手伝いをさせて頂く事が、この仕事の喜びであり、やり甲斐であると思い出させてくれました。
これから
高校に合格し一安心ですが、これで終わりではありません。高校は入学する事が目的ではなく、卒業が目的です。
長い間、多くの起立性調節障害の患者さんを診させて頂いてきて、中学や高校に進学し、環境が変わる事で、学校に行けるようになる事もあるのですが、行けなくなる事もあります。
高校に進学し、ゴールデンウィーク明けまでぐらいは安心できません。そこが大丈夫なようでしたら少し安心できると思います。
これからも、患者さん本人が本当にやりたい事をやりたい時に、好きなように出来るためのお手伝いをさせて頂ければと思います。
4.最後に。
当院は、名古屋市中川区にある整骨院で整体を行っており、起立性調節障害を改善する専門家です。
あなたのお困りな身体の症状は、効果的な施術で改善が期待できます。
起立性調節障害に悩んでいる方は、一度当院にご相談ください。
適切な施術をすることをお約束致します。