2025/03/10 (更新日:2025/02/13)
側弯症とは（湾曲した背骨は改善できるのか）
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側弯症（そくわんしょう）とは、背骨が左右に曲がってしまう状態のことを指します。通常、背骨は正面から見るとまっすぐな形をしていますが、側弯症の方はS字やC字のように湾曲してしまうことがあります。
側弯症は成長期に目立ちやすく、軽度であれば日常生活に支障がないこともあります。しかし、進行すると姿勢のバランスが崩れ、肩や腰に負担がかかりやすくなるため、身体全体のケアが大切です。
側弯症の特徴
側弯症の特徴には以下のようなものがあります。
- 肩の高さが左右で違う
- ウエストラインが左右で非対称になる
- 背中が左右どちらかに出っ張る
- 長時間同じ姿勢でいると疲れやすい
これらの特徴は、鏡で自分の姿勢をチェックすることで気づくことができます。
コブ角とは？側弯の程度を知るポイント
側弯症の程度を表す指標として「コブ角」があります。これは、湾曲された背骨を角度によって測定する方法です。
- 10°未満：軽度の側弯（経過観察が中心）
- 10°以上25°未満：中等度（姿勢や筋肉のバランス調整が大切）
- 25°以上：進行のリスクがあり、定期的なケアが必要
コブ角が大きくなるほど、姿勢のゆがみや身体への負担が増しやすくなります。そのため、身体のバランスを整え、必要に応じたケアを行うことが大切です。
側弯症へのアプローチ：身体のバランスを整える
側弯症のケアでは、単に背骨をまっすぐにするのではなく、筋肉のバランスや全身の調整を行いながら、身体に負担の少ない姿勢を目指します。
① 身体全体のバランス調整
側弯症では、背骨だけでなく肩・腰・骨盤のバランスが崩れていることが多くあります。そのため、筋肉の緊張をゆるめながら、左右のバランスを整えていきます。
② 背骨の動きをサポート
背骨の動きがスムーズになるようにアプローチし、湾曲した部分に負担がかからないように調整します。これにより、コブ角の変化をサポートすることが期待できます。
③ 姿勢のクセを見直す
日常生活での姿勢のクセも、側弯の進行に影響を与えることがあります。座り方や歩き方を見直し、身体に負担をかけにくい姿勢を意識することが大切です。
側弯症と向き合いながら快適な毎日を
側弯症は、すぐに変化が出るものではありませんが、身体のバランスを整えることで、負担を軽減しやすくなります。無理なく続けられる方法を取り入れながら、ご自身に合ったケアを見つけていきましょう。
気になることがあれば、専門家に相談しながら、身体にやさしいアプローチを試してみてくださいね。
自分の身体と向き合うあなたへ
側弯症と向き合うことは、時に不安や戸惑いを感じることもあるかもしれません。でも、あなたの身体は日々頑張ってくれています。小さな変化を大切にしながら、無理なくできることを積み重ねていきましょう。
焦らず、自分のペースで大丈夫です。あなたの身体は、きっと少しずつ応えてくれますよ。いつでも、自分をいたわる気持ちを忘れずに。今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。
